5月31日にロシアワールドカップ本戦で戦う日本代表のメンバーが正式発表されました。
サプライズの選出は無く、いわば順当なメンバーが選ばれました。
このメンバーでワールドカップを勝ち抜かなければいけない訳ですが、果たしてどうなるでしょうか?
メンバーが決まった以上、後は先発と交代枠・戦術の勝負になってきますが、西野朗監督はどの様なシステム・布陣で戦っていくのか今のところは不透明です。
目次
日本代表の正式メンバー表
こちらが、4年間の集大成ともいうべき日本代表のメンバーになります。
【ゴールキーパー】
川島永嗣(メス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)【ディフェンダー】
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
昌子源(鹿島アントラーズ)
遠藤航(浦和レッズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)【ミッドフィルダー】
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
香川真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
大島僚太(川崎フロンターレ)【フォワード】
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
最終的に外されたメンバーは、井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)、三竿健斗(鹿島アントラーズ)、浅野拓磨(ハノーファー)となりました。
最終予選突破の立役者となった、井手口陽介と浅野拓磨、並びに久保裕也の名前はありませんでした。
今回の日本代表のメンバーの印象
20代が中心となっていますが、30代の選手も入っており今までの実績や経験というのを重点的に選んだ印象を受けました。
ワールドカップでは、負けられない試合が続きますので、勝ちにこだわったメンバーという事になります。
確かにワールドカップでの経験というのは重要かもしれませんが、本田圭佑・香川真司・岡崎慎司のビッグ3といわれるメンバーは外せないといったところです。
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ビッグ3は別の意味でも重要
本田圭佑・香川真司・岡崎慎司の3人は、選手としてだけではなくスポンサー枠というのも絡んできます。
メディアでは公にされませんが、電通やアディダスという大スポンサーが裏でからんでいる為、こちらのビッグ3は外せないとネット上では囁かれています。
特に香川真司選手は、アディダスとスポンサー契約しているので、何としてでもロシアワールドカップに出場してもらいたいという思惑があるようです。
また、本田圭佑選手や岡崎慎司選手のように、海外で活躍していてネームバリューのある選手は、出場するかしないかでは視聴率にも影響が出る為、使わざる負えないのではないかといった憶測も出ています。
確かに、ポルトガルリーグで活躍している中島翔哉選手や、オランダリーグで注目されている堂安律選手も、代表入りするのではないかと騒がれていましたが、結局のところまだまだネームバリューの点で見れば本田圭佑選手や岡崎慎司選手には及びません。
▼中島翔哉選手の落選理由はこちら▼
日本代表の落選メンバーについて
落選したメンバーにフォーカスしてみますと、やはり力不足といった感じが否めません。
井手口陽介選手
30日に行われたガーナ戦では、井手口陽介選手は途中出場しましたが、いつものようにミスが多く、失点にはならなかったものの、ガーナに徹底的なチャンスを作ってしまいました。
強化試合とはいえ、ワールドカップの本大会でも同じようなミスが起きないとは限りません。
浅野拓磨選手
浅野拓磨選手は、足が速く裏への抜け出しが狙える唯一の選手ですが、テクニックが無くシュートミスが多いのが難点です。
悪い言い方をすると、足が速いだけといった感じで、本大会でも得点を取るのは難しかったはずです。
久保裕也選手
最終予選では、大事なところで得点を決めるなど活躍しましたが、最近では調子が悪く日本代表には入ることが出来ませんでした。
個人的には、ワールドカップで得点を取れる選手と見ていましたが、西野朗監督の布陣では構想外となってしまったようです。
日本代表の正式メンバーについて【フォワード】
今回の代表メンバーについて、私個人の見解をして行きます。
日本国民が納得できないこのメンバー選考に、辛口の評価で解説していきます。
大迫勇也選手
高校時代から日本代表入りが噂されていた大迫勇也選手ですが、現実に日本代表の得点を担う選手にまで成長しました。
ドイツリーグで磨かれたスキルをワールドカップという大舞台でどれだけ見せられるかが見物です。
得点を決めて「大迫半端ない」という彼の名言を世界に知らしめましょう。
武藤嘉記選手
ハリルホジッチ前監督の下で、結果を出していながら冷遇されてきたのが武藤嘉記選手です。
確かに突出した成績では無かったものの、日本代表に入るには基準を満たしている状態でしたが、全く眼中にありませんでした。
ハリルホジッチ前監督が解任されなければ、間違いなく代表メンバーには入れなかったはずです。
今回、西野朗監督に変わった事で、日の目を見る事になりましたが、やはり代表戦ともなるとレベルの違いからか得点を奪う事が出来ません。
本大会ではどのような使われ方をするか分かりませんが、フォワードとしては一番期待しています。
岡崎慎司選手
申し訳ないですが、何故代表に選ばれたのか理解できません。
年齢もありますが、怪我の状態も芳しくなく、とても代表で活躍できるとは思えません。
ガーナ戦でも、全く存在感を見せる事無く終わってしまいました。
本大会での使われ方は、最後の残り5分程度のワンチャンを狙うような使われ方だと思いますが、期待はしていません。
日本代表の正式メンバーについて【ミッドフィルダー】
長谷部誠選手
今ではすっかり影をひそめてしまった長谷部誠選手。
34歳という年齢からか足の怪我の影響からか、代表戦でもどこにいるか分からない程、存在感がありませんでした。
今回選ばれたのも過去の実績としか考えられません。
本田圭佑選手
パチューカで復活を遂げた本田圭佑選手ですが、やはり全盛期ほどの力は出せないものの、フリーキックやキラーパスは健在です。
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乾貴士選手
怪我の影響はありますが、乾貴士選手のドリブル突破力とスピードは日本代表に欠かせません。
アンケートでも乾貴士選手が、最も期待されている選手ですので、スタメンで出て欲しい選手です。
香川真司選手
怪我の影響で、実戦感覚が取り戻せていない印象の香川真司選手。
代表入りは果たしましたが、本大会に出られたとしても得点を取る事は無いでしょう。
今までの代表戦やドルトムントでの経験がどこまで生かせるかがカギになってきます。
山口蛍選手
世間からの評判は悪い山口蛍選手ですが、最終予選で見せたイラク戦での劇的ゴールが印象的で、代表には欠かせない存在と認識している人も多いです。
代表では、ほぼレギュラーを勝ち取り、盤石な状態でロシアワールドカップに出場出来そうですが、目立つ存在では無いだけに途中で消えないように存在感のあるプレーを見せて頂きたいです。
原口元気選手
唯一得点を取れる選手として期待していますが、ここ最近では調子が上がっていないのが気になります。
得点を奪う感覚は、日本代表で原口元気選手が一番あると感じているので、最終予選で見せた連続ゴールの感覚をワールドカップでも生かして頂きたいです。
宇佐美貴史選手
こちらは、西野朗監督の教え子という特権で代表入りしたと思われる宇佐美貴史ですが、レギュラーとして出ても期待は薄いです。
所属チームでも成績は残せていないだけに、ワールドカップで結果を残せるとは思いません。
柴崎岳選手
キリンチャレンジカップで、良い動きとパスを見せた柴崎岳選手。
ガーナ戦では、別格の動きを見せてくれました。
ロシアワールドカップでは、先発で使って頂きたい選手です。
大島僚太選手
代表での経験が少ないにもかかわらず、ガーナ戦では攻守ともに献身的なプレーを見せてくれました。
ロシアワールドカップを経験し、さらに飛躍して欲しい存在です。
日本代表の正式メンバーについて【ディフェンダー】
長友佑都選手
ガーナ戦では最も良い動きをしていました。
やはり日本のゴールは、長友佑都選手のクロスからの合わせというのが図式のようです。
本大会でも素早いドリブルからのクロスと、しつこい守備で相手チームを翻弄して頂きたいです。
槙野智章選手
ガーナ戦にかけては、目だった活躍は見せませんでしたが、今の日本代表ディフェンダーで槙野智章選手以上のパフォーマンスを出来る選手はいません。
守備も申し分ないですが、クロスからのヘッドも持っていますので、ディフェンダーでありながら得点にも絡める希少な存在となりました。
吉田麻也選手
守備の主軸を担う吉田麻也選手ですが、たまにキーパーの川島永嗣選手とコンタクトがうまくいかず、つまらない失点を犯すときがありますので要注意です。
失点されるかされないかは、吉田麻也選手にかかっています。
吉田麻也選手も高さを生かしたクロスからのヘッドがありますので、ワールドカップでゴールを決めて欲しいです。
酒井宏樹選手
ガーナ戦では、怪我の状態を察してか試合には出ませんでしたが、左サイドバックにはやはり酒井宏樹選手が必要です。
チャンスとあれば、前線に上がってクロスを上げられますし、守備にも定評があります。
怪我を100%完治させて、本大会に挑んで欲しいです。
酒井高徳選手
ディフェンダーとしては、どうしてもスーパーサブ的な使われ方をされてしまいそうです。
代表の試合でも、中々実力を発揮する事が出来なかったのが犯因です。
しかし、左右どちらのポジションでも務められる多様性にかけては、西野朗監督も評価しているはずです。
昌子源選手
センターバックとして、親善試合などにも出場しましたが、レギュラーを勝ち取ることが出来ませんでした。
素質は良い物を持っているだけに、次回のワールドカップで活躍して欲しです。
今回は代表メンバーに選ばれましたが、レギュラーに怪我などのアクシデントが無いかぎり、試合に出場する事は無いでしょう。
日本代表の正式メンバーについて【ゴールキーパー】
川島永嗣選手
もう代表には選ばれないと思っていましたが、親善試合での結果を踏まえて再びレギュラーを勝ち取りました。
ガーナ戦では2失点と振るわず、一気に評価を下げてしまいました。
控えのゴールキーパーは、二人とも怪我をしていますし、本大会のゴールを守るのは川島永嗣選手しかいませんが、キープ力を不安視する人は多いです。
東口順昭選手
Jリーグの試合で、相手フォワードと激突し顔面骨折の重傷を負ってしまった東口順昭選手。
痛々しいフェースガードを付けて代表合宿に挑んでいましたが、現在川島永嗣選手が日本代表の正ゴールキーパーとなっていますので、ワールドカップに出る事は無いでしょう。
中村航輔選手
中村航輔選手も試合中怪我をしてしまいました。
▼詳細はこちらです▼
まとめ
今回の代表メンバーの発表で、日本国民は落胆してしまいました。
若手で最も期待の高かった中島翔哉選手を入れなかったのをはじめ、堂安律選手や久保裕也選手なども選ばなかったので、期待外れなメンバー選考となりました。
日本代表は1次リーグを突破出来ないと回答した人が大多数を占め、期待の出来ないワールドカップとなった事は言うまでもありません。
しかし、南アフリカワールドカップでも、3連敗すると言われながら決勝リーグに出られた過去もありますので、下馬評を覆し結果を出してもらいたいです。
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