サッカー選手にとって怪我は付き物とはいえ、1回の怪我で選手生命を奪いかねない事態に陥る事もあります。
今回のロシアワールドカップでも、日本代表は怪我人が多く、試合でのパフォーマンスにも大きな影響を与えてしまいます。
これまでも怪我により、泣く泣く代表の選考から漏れてしまった選手が数多く存在していますので、今回の代表選考でも現在の怪我の状況から、実力がありながらも「リストから外す」という苦渋の選択をせざる負えない選手がいます。
それでは、現時点での日本代表の怪我の状況をお伝えします。
目次
日本代表の怪我の状況【フォワード】
岡崎慎司選手
今年に入り試合中、右膝を負傷してしまい数週間試合に出場出来ませんでした。
そして何とか試合には復帰しましたが、また足首に痛みを感じ、所属するレスターでも試合に出る事は出来ませんでした。
日本代表の練習には参加していますが、試合に出られるかは微妙なところで、生真面目な岡崎慎司選手は自ら代表を辞退するのではないかといった憶測も流れている程です。
フォワードと言えば、素早く走り回らなければいけないポジションですので、もしワールドカップに出場出来たとしても、得点を決められるか分かりません。
岡崎慎司選手の代名詞であるダイビングヘッドや、芸術的なオーバーヘッドキックなども見られないかもしれません。
日本代表の怪我の状況【ミッドフィルダー】
大島僚太選手
足の筋肉系の怪我が多い大島僚太選手。
昨年は、右ヒラメ筋肉離れや左太もも肉離れ、左太ももの肉離れと三回も負傷してしまい、試合に出場する事が出来ない時期が続きました。
今年に入っても試合中、左ふくらはぎを痛め途中交代を余儀なくされました。
代表選手ともなると、試合の過密日程により負傷するリスクがより高まります。
現在では、試合に出るのには問題無いのかもしれませんが、痛みがあるのは間違いないと見られています。
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柴崎岳選手
昨年のリーガエスパニョーラのバルセロナ戦で、華麗なボレーシートを決めたのですが、その代償として足の指を怪我してしまいました。
左足第5中足骨に亀裂が入ってしまい、かなりの重傷という事です。
ヘタフェでもチームの主軸として活躍しているだけに、柴崎岳選手の離脱は大きいですが長期離脱の後リハビリし、現在では回復しているといいます。
完全回復ではないかもしれませんが、普通にプレイできるまで回復しているものと見られています。
しかし、こちらの怪我は故意にやられたといった噂がネット上では出ています。バルセロナの〇〇という選手で名前は控えますが、チームのエースを潰しにくるという汚いやり方です。
原口元気選手
所属するブンデスリーガ2部の試合中、相手選手と交錯した際、お互いの頭が激突して倒れてしまいました。
かなり遠くまで響くような衝撃音だった為、チームメイト達も心配していました。
原口元気選手は何とか自力で立ち上がり事なきを得ましたが、相手選手は担架で運ばれて行きました。
その後、原口元気選手はめまいがあったものの、後遺症は無く戦列に復帰しているので代表戦では問題無いと見られています。
香川真司選手
昨年のワールドカップ最終予選で、左肩を脱臼してしまった香川真司選手。
ドルトムントの試合にも出られなくなってしまいましたが、その後戦列復帰を果たし、好調を維持してきました。
しかし今年に入り、またしても試合中の接触プレイで、左足首を痛めてしまい戦列を離脱してしまいました。
ドルトムントでは、アシストや得点にも絡み好調だっただけに代表でも期待されていたのですが、怪我には勝てません。
今回のロシアワールドカップでは、代表に選ばれましたが試合に出ていない事から、試合勘が戻るのかが最大の焦点となります。
香川真司選手は現在では数少ない、欧州のトップクラスのリーグで活躍しているだけに、先発ではなくでも出場してもらいたいというのが、サポーター達の願いです。
乾貴士選手
所属クラブのエバイルでのデポルティボ戦で右足を打撲してしまった乾貴士選手。
ヤフーニュースでも取り上げられるなど、大きな話題となってしまいました。
それだけ、乾貴士選手というのは期待されている証拠で、国民投票でも乾貴士選手がロシアワールドカップで、一番期待されています。
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現在、代表の合宿では別メニューで調整されており、大事には至らないと思います。
乾貴士選手の真骨頂である、縦横無尽に駆け回る姿をロシアワールドカップで見たいです。
青山敏弘選手
今回、サプライズ招集で期待のかかった青山敏弘選手ですが怪我をしてしまいました。
意外にも知られていませんが、前回のブラジルワールドカップにも選出されていて、今回が2度目となるはずだったロシアワールドカップ。
大会直前の大事な時期出したが、右ひざを痛めてしまいました。
これは、試合中に痛めた訳では無く、以前からの古傷でその痛みが再発してしまったようです。
長年サッカー選手を続けているとこの様なトラブルも起きてきてしまいます。
サンフレッチェ広島でチームメイトだった同じ日本代表の浅野拓磨選手や槙野智章選手も残念な様子でした。
この怪我により青山敏弘選手は、ロシアワールドカップは出場出来なくなりました。
長谷部誠選手
日本代表のキャプテンも満身創痍の状態である事が判明しています。
特に両膝の状態が悪く、以前には右の半月板と左の半月板の手術を行っています。
更には、昨年のバイエルン戦でクリアーの際に、ゴールポストと激突してしまい、左すねを縫う怪我を負いました。その時に、右膝の負傷も発覚していました。
この怪我で、長期間戦線離脱しましたがリハビリを行い、試合復帰するまでに回復しました。
しかし怪我の影響で、所属するフランクフルトでは、既に放出する準備を整えているという報道もありますし、代表の試合でも膝の状態が危ぶまれます。
長谷部誠選手は、そのキャプテンシーからどんなに痛くても口に出すことはありません。実際は叫びたいくらい痛みがあるはずですが、我慢しているのだと思います。
日本代表の怪我の状況【ディフェンダー】
酒井宏樹選手
身長が高く、恵まれた体格をしている酒井宏樹選手ですが、非常に怪我が多いです。
リーグアンのマルセイユに所属する酒井宏樹選手は、試合中左ひざの内側側副靱帯を負傷してしまいました。その前にも代表戦で足を負傷し、途中交代しています。
サッカー選手である以上、怪我は気を付けていても起きてしまうものではありますが、ここまで怪我が多いと日常生活にまで影響を及ぼす可能性もあります。
ワールドカップまで残り僅かですが、リハビリに耐え抜き、欠場という事が無いように頑張って欲しいです。
吉田麻也選手
守りの要である吉田麻也選手も内側側副靱帯損傷という怪我を負ってしまいました。
練習中でのハプニングで、約1ヶ月もの間戦線離脱を余儀なくされました。
現在では怪我の方は、ほぼ万全でロシアワールドカップには影響はないと見られていますが、今後も注意が必要です。
日本代表の怪我の状況【ゴールキーパー】
東口順昭選手
日本代表では、川島永嗣選手に続いて「第二のゴールキーパー」として名高い東口順昭選手。
事件はJリーグのガンバ大阪対セレッソ大阪戦で起きました。
セレッソ大阪の三浦弦太選手と東口順昭選手が、ペナルティーエリア付近で交錯した際、三浦弦太選手の頭が東口順昭選手の顔と衝突してしまい、顔面に怪我を負ってしまいました。
圧巻なのは、衝突して一瞬倒れ込むも再び立ち上がりゴールマウスを守り続けたのです。
再び倒れ込んでしまいましたが、プロ根性を垣間見ました。
その後は、頬が大きく腫れあがっており、骨折の疑いがありますが詳細は明らかになっておりません。
その後、代表の練習に参加しておりましたが、顔にはプロテクターを付けていましたので、顔面骨折している可能性が高いです。
中村航輔選手
中村航輔選手もJリーグの試合中に相手と衝突し、脳震盪と頸椎捻挫の怪我を負ってしまいました。
その後は回復し、元気な姿を見せてロシアワールドカップについても意気込みを語っていますので、体の方は問題無いようです。
詳細はこちらの記事に詳しく書いてあります。
まとめ
こう見ますと怪我人だらけといった感じです。
日本代表だけではなく、他の国の代表選手も怪我人は抱えていますので仕方のない事ですが、つくづくサッカー選手というのは、命を懸けて戦っているというのが、お分かり頂けたと思います。
最近ではあまり見られなくなりましたが、ワールドカップ前にわざと怪我をさせるような悪質な選手もいますのでご注意願いたいです。
▼ロシアW杯のまとめ記事はこちら▼