W杯出場枠拡大!出場枠を増やした本当の理由とは?

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ワールドカップの出場枠が、現状の32枠から48枠へと大幅に拡大する事となりました。

これには賛否両論渦巻いておりましたが、FIFAが正式に決定した事なので、覆ることは無いでしょう。出場枠を増やす事で、メリットデメリットが必ず起きてきます。

FIFAは否定的な意見もある中、何故出場枠を増やしたのか?そこのところを詳しく解説していきます。

出場枠を増やす事でのメリット

放映権料が上がる

枠を増やした最大の理由というのはズバリビジネスです。枠を48に増やす事で、放映権料が約740億円もアップすると言われております。これだけ莫大なお金が動くのであれば、FIFAとしてもやらない手はないです。

FIFAが潤ってしまうのは、どうかと思いますが、それに伴ってワールドカップの優勝賞金が上がったり、スタジアムや設備などの方にお金が回るのであれば、結果的に良いのではないでしょうか。

大手のスポンサーが付く

もし、中国やインドなどの大国がワールドカップに出場する事が出来れば、世界的に有名な大手スポンサーが付く可能性が高いです。そうなってくれればFIFAの思惑通りなのかもしれません。

出場国が増えれば視聴者や観戦者が増える

当たり前の事ですが、自国の代表チームがワールドカップに出られれば、テレビの視聴率も上がりますし、試合を観戦しに来る人も増えるはずです。

中国などの大国がテレビの試合を見るだけで膨大な視聴率となるのは目に見えています。しかし、出られなければ見ない人が多くなります。自国の代表チームが出なければ、サッカーファンでもない限りテレビで観戦する人は少ないはずです。

開催国にまで観戦に来る熱狂的なファンも、交通手段でタクシーや電車を利用したり、食事やホテルで宿泊とかなりのお金を使いますので、膨大な経済効果が見込めます。

W杯に出場する事でレベルアップが計れる

かつての日本は、ワールドカップに出場するのは夢の出来事でした。当時は枠が少なくアジアは2枠しかなかった為、いつも土壇場でライバルの韓国に出場枠を取られていたのです。

しかし、その後アジアも3.5枠に増えた為、以前ほどの厳しさは少なくなり、日本も6大会連続出場を果たしているのです。

ワールドカップに出られるようになった事で、日本のサッカーレベルは格段に上がり、選手の強化などにも力を入れるようになりました。

枠が増える事で、今まで出場できなかったサッカー後進国の国々も、日本同様にレベルが向上する可能性は十分にあります。

強豪国のW杯不出場を回避

今回のロシア大会でも、予選で敗退してしまったイタリアやオランダ、チリなどのサッカー強豪国がワールドカップで見られなくなってしまいました。

これは仕方のない事ですが、サッカーファンとしては、やはり有名選手の活躍をワールドカップで見たかったというのが本音ではないでしょうか。

しかし、枠が増えた事でこういった事態も解消される事となります。それぞれの地域で枠が増えるので、今までのようにFIFAランク上位のチームが出られないといった事態は、かなり少なくなるでしょう。

出場枠を増やす事でのデメリット

最終予選での緊迫感が無くなる

今までは、少ない枠をかけて各国がしのぎを削っていましたが、枠が増えた事で安易にワールドカップのキップが手に入ることになります。

南米や欧州の予選では実力が拮抗しているので、見ごたえがあるのですが、アジア圏内ですと常に上位に位置しているチームと、他の国との差がありすぎるので、今まで以上に楽に最終予選を勝ち抜くことが出来るでしょう。

今後、最終予選は単なる通過点となりワールドカップが本番という図式になっていきます。

ワールドカップの試合の低品質化

南米や欧州といったサッカー先進国の枠が増える事は申し分ないのですが、問題はアジア圏内などのFIFAランクの低いチームがワールドカップに出られるようになるので、試合の質が低下する恐れがあります。

現に以前のワールドカップで、ポルトガル代表とアジアのある国が対戦した時も、凄い得失点差で負けています。

このような事態が頻発してしまい、折角会場まで見に来た人やテレビで見ている視聴者がシラケてしまうという事態に陥る可能性があります。

出場枠の変更見取り図

こちらの赤い字が変更後の枠数になります。

アジア地区 4.5枠 ⇒(8枠)
ヨーロッパ地区 13枠 ⇒(16枠)
南米地区 4.5枠 ⇒(6枠)
アフリカ地区 5枠 ⇒(9枠)
北中米カリブ海地区 3.5枠 ⇒(6枠)
オセアニア地区 0.5枠 ⇒(1枠)

ヨーロッパ地区の3枠の増加は分かりますが、南米地区の1.5枠の増加というのが納得のいかないところであります。今までの実績から見ても、南米地区が大陸間プレーオフで負ける事は無いので、実質1枠の増加という事になります。

ネットでもアジアの枠が多すぎるので、南米やヨーロッパの方を増やした方が良いのではないかといった意見が多数寄せられていました。

FIFAランクや実力の面からも南米やヨーロッパの枠を増やすのがセオリーだと思われますが、何故このような枠数になったのでしょうか?

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アジアの枠が多い訳とは?

アジアは世界最大の面積と国の数を誇るので、枠が増えて当然といった意見を持っていますが、ブラジルのワールドカップではアジア圏内は一勝も出来ずに惨敗してしまったのです。

これに業を煮やしたFIFAが、アジアの出場枠を減らすのではないか?といった憶測まで出てきた程です。

しかし現実には枠が減ることは無く、むしろ大幅アップを果たしてしまいました。その理由とはどのような物だったのでしょうか?

アジアの枠を増やした方が稼げる

ブラジルワールドカップの時、日本は放映権料を400億円で購入したとされています。結果的には赤字になってしまったようですが、FIFA的には日本は大事なお客様となっているのです。

それに、中国やオイルマネーで潤うカタールなどがワールドカップに出場するような事があれば、放映権料を高額で買い取ってくれる可能性は高いです。

FIFAとしては、試合のレベル低下よりも収益の方を重点的に考えているのかもしれません。

W杯の出場国が増える事の弊害は?

試合数は、現状の64試合から80試合に増えますが、最大で試合を行ったとしても今までと同じ7試合に留まります。

それに試合日数も増える事も無いので、特に弊害と呼べるものはないでしょう。

しかし、南米や欧州組と他の地域とのレベルの差がありすぎるので、とんでもない得失点差で敗退する試合が続出する事が懸念されます。

こうなってくると、各地域ごとの予選では無く世界が一堂に会して予選を行えばいいではないか?といった意見も出てくるのですが、そうなってしまうと、それこそ弱小国のアジアやオセアニアなどはW杯に出場する事は出来ず、南米や欧州組の大会になってしまいます。

歴史的に見ても、南米と欧州意外から優勝国は未だかつて出ていません。

個人的な出場枠の理想図

アジア地区 4.5枠 ⇒(6枠)
ヨーロッパ地区 13枠 ⇒(17枠)
南米地区 4.5枠 ⇒(8枠)
アフリカ地区 5枠 ⇒(7枠)
北中米カリブ海地区 3.5枠 ⇒(6枠)
オセアニア地区 0.5枠 ⇒(1枠)

こちらは個人的な意見ですが、出場枠を増やすのであればこのバランスが一番適しているのではないでしょうか。

ヨーロッパ地区や南米地区をもっと拡大し、アジアやアフリカ勢は微増に留まるといった図式です。

実際にはこんなことはありえないですが、FIFAランクの上位が多い国が出る事によって質の高い試合が見られるので、ファンとしてはこちらの方が嬉しいはずです。

まとめ

FIFAとしては、出場枠を増やした表向きの理由は「サッカー界の全体的なレベルの向上」と銘打っていますが、実際はやはり「ビジネス」という事になります。

決してお金儲けが悪いという事ではありませんが、ワールドカップで得た莫大な資金は、FIFAの幹部に流れるのではなく、世界中に人が熱狂するワールドカップ関連に資金を使って欲しいです。

目先のお金に手を付けるのでなく、そういったものに資金を投じれば、更にサッカー界が盛り上がるでしょう。

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